老猫の黙らせ方
19歳の老猫を飼っています。
老猫は早朝、鬼気迫るキチガイ鳴きをします。26歳まで生きた実家の猫も、そうでした。
ドスのきいた重低音から超高音までを自在に操り、近隣四方100メートルには響き渡りそうな大音量、もうすぐ死ぬとは思えないほどの凄みと伸びのある声です。
具体的に言えば、
「(低音)ゔぅええええええ(高音)えええええーーーーー(低音)ぅぅおお゛お゛ーーーーー(高音)おおおおおおおーーーーーーん、でぇぎゃぁああああああああああ」
と大げさでなく妖怪だか怪獣だか、とても猫とは思えない恐ろしい鳴き声、いや叫びです。
ほぼ毎日、ひどい時には「30分泣く10分黙る×4セット」くらい続きます。
泥酔の日以外は確実に起こされます。
このような同じ悩みを持つあなたへ朗報です。
ついに発見しました、鳴き止ませる方法を。
前準備として、人間が寝る寸前に、餌をたらふくやります。(これで朝まで大人しくしてくれれば良いのですが、老猫はボケているのですぐにお腹が空いて叫び出します)
そして叫び出したら、
肉球を人間の手のひらに乗せる、これだけです。
肉球を触る、ではなく「手のひらを踏ませる」です。
何故か黙ります。
さらに肉球の柔らかさと猫様の心地よい重みが、あなたを素敵な二度寝へと誘ってくれることでしょう。お試しください。